国際理解教育の一環として活発な「国際交流」を展開しています。
夏期休暇中には、オーストラリアやハワイの交流校へホームステイ海外研修が行われ、毎年数十名の生徒が参加。
冬期には交換留学生を受け入れています。
また1年以上の長期留学については現地校での単位認定が、本学園の進級認定として認められる制度もあります。

平成26年(2014年)から新たに企画された、ブリティッシュコロンビア州メイプルリッジ市の教育委員会(SD42)の全面協力による夏期海外研修で、
記念すべき第1回カナダ体験学習には、中学2年生から高校2年生までの生徒20名が参加しました。ホームステイと英語研修、
さらにはカナダの大自然を満喫できる数々のアクティビティを中心に多彩なメニューが用意されており、教育委員会の日本人スタッフも常駐するなど、
海外研修のビギナーも安心して参加できる短期留学プログラムです。
研修地であるメイプルリッジ市は、カナダの西の玄関口であるバンクーバーの東約50㎞に位置する街で、
フレイザー川、ピット川、ゴールデンイヤーマウンテンが周囲を囲む自然環境に恵まれた治安の良い街です。
この時期は、ヨーロッパや中南米、アジアの子どもたちを対象にしたサマースクールも実施されており、
世界中の中学生・高校生たちとのワールドワイドな交流も期待できます。

オーストラリアの名門女子校キャンベラ・ガールズ・グラマースクール(以下CGGS)と本校との長年にわたる交流を土台として、30年以上続く伝統のホームステイプログラムです。 研修期間中はCGGSの生徒宅にホームステイをしながら、ホストシスターと一緒に登校します。午前中はCGGSの先生方による本校生徒のための特別英語研修、 午後は同校の一般授業への参加や生徒たちとの交流、キャンベラ近郊の見学など、バラエティーに富んだオーストラリアのスクールライフを体験します。 さらに週末は、ホストファミリーと共に「オージー流週末の過ごし方」も体験でき、観光旅行では味わうことのできない等身大のオーストラリア生活が満喫できます。

アメリカ、カナダ、イギリスのクリスマス前後の家庭生活を体験する、本校生徒に人気のプログラムです。語学研修というよりも異文化理解に重点を置いたプログラムで、
それぞれの国で、各家族の一員としてクリスマス週間を過ごします。ひと口に“クリスマス”と言ってもホストファミリーのルーツによって、
同じ国でも様々なクリスマスの過ごし方があることを知ったり、また、日本ではあまり知られていない「ボクシングデー」をホストファミリーと楽しむこともできます。
このプログラムでは、一家庭生徒2名でのホームステイの形を取り、言葉や文化の壁もすべて二人で協力して乗り越えるという経験をさせることも狙いの一つです。
平成26年(2014年)は、アメリカのカリフォルニア州オレンジ・カウンティー郡、カナダのブリティッシュコロンビア州ラングレー市、イギリスのゴッツウォルズ地方チェルトナムでの実施でした。

本学園では留学生の積極的な受け入れを行っており、これまで受け入れた留学生の出身国は、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ドイツ、フランス、ノルウェー、スウェーデン、タイの8カ国に及びます。 最近5ヵ年を振り返ってみても、カナダ2名、ドイツ4名、フランス1名、オーストラリア1名、ノルウェー1名、スウェーデン2名の留学生が本校で学び、特に平成22年9月から翌23年6月にかけては、 ドイツ、オーストラリア、ノルウェーから3名の留学生が同時に在籍するという、大変国際色豊かな一年となりました。 また、オーストラリアの交流校キャンベラ・ガールズ・グラマースクールが隔年でジャパンツアーを実施する際、参加生徒たちを一週間予定で受け入れています。 一年留学生も短期留学生もホストファミリーは本校生徒のご家庭から募集をしていますので、留学生を受け入れて頂いたご家族からは「海外へ行かなくても留学の雰囲気を体験できる」と好評を得ています。